【日々三綱~東京支部発】2026年(令和8年)度ご挨拶

東京石桜同窓会会員の皆様には、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

1926年(大正15年)に私立岩手中学校(旧制)として設立された母校は、激動の昭和・平成の時代を経て、令和に入った2026年(令和8年)の今年、節目となる創立100周年を迎えます。

巨岩を割って根を張り、毎年美しい花を咲かせる盛岡の名勝「石割り桜」を学校のシンボルと掲げ、石桜精神をモットーとしたわが母校は、一貫して社会の発展に貢献すべく多彩な人材を輩出し続けてきました。その数は1万6000人以上を数え、今も各地に根を張り、活力ある社会の構築に向け多大な力を発揮しているのは皆様も知る通りです。

少子高齢化による学校の統廃合や価値観の多様化などを背景に教育を取り巻く環境は劇的に変化しておりますが、その半面でわが母校は東北唯一の男子校として良き伝統を守り、その存在の意義を高めております。他校のどこよりも盛岡駅に近く、市の中心部に構えた校舎で熱血漢あふれる教師のもと、級友と勉学や部活動に明け暮れた日々は、何よりの人生の財産として同窓生それぞれの心に永遠に消えることなく息づいていることでしょう。

同窓会は「卒業生が集い、親睦を深め、母校との架け橋の役目をする組織」と言うのが一般的な受け止めです。だが、異なる世代の卒業生が結束し、その重厚な卒業生コミュニティーを形成していることを社会に知らしめ、その結果として文武両道・質実剛健を本分とする母校のブランド力向上、学校の運営に寄与することも忘れてはならない同窓会の重要な役割だと考えます。AIの普及などデジタル社会の一層の進展で人間関係の希薄化が指摘されるなか、強固な同窓会組織の存在は、在校生の将来不安を緩和し、さらには関係者各位との結びつきを強め、学校の発展にも寄与する原動力にもなると信じてやみません。

東京石桜同窓会は、1935年(昭和10年)卒の旧制10回生から2026年(令和8年)卒の新制78回生までの卒業生が会員として名を連ね、有効名簿会員数は約200名に上ります。幅広い世代の会員で構成するという伝統校ならではの強みがここにあり、この態勢を守り続けることで伝統的な校風、岩中・岩高の文化が次世代に継承されることになるでしょう。

そのため私たちも同期はもとより先輩後輩の枠を超え、同窓生で共に助け合える関係をいっそう強固にすべく努力していく所存です。創立100周年を迎えて新たな100年への第一歩を踏み出すにあたり、すべての卒業生の皆さんが同窓会の多面的な役割を考えていただければ幸甚です。

本年度の当会主要行事の第44回「総会・つどいの会」は10月3日(土)上野精養軒において開催予定で準備に取り掛かっております。(詳細は別途案内します)

会員の皆様は健康を最優先に日々を過ごされ、年に一度の同窓会に元気な姿で駆けつけてくれることを願っております。引き続きご支援ご協力のほどお願い申し上げ、本年度の挨拶といたします。

2026年(令和8年)5月
東京石桜同窓会 会長 前関 邦明(昭和46年卒、新制23回生)