小山田 智彰(新36回生)
          (岩手県環境保護センター 上席専門研究員)
 
    研究テーマ「岩手県に自生する絶滅危惧植物の保存及び有効資源としての活用に関する研究」で
   インテルジェント・コスモス学術財団第21回奨励賞を受賞
 
    奨励賞は、科学技術分野において独創的で優れた研究テーマを持つ、将来有望な若手研究者
   及び東北の産業産業支援に貢献する優れた研究者・グループに対して授与される。
 
    小山田さんは、絶滅の恐れが高いアツモリソウの保護に長年わたり貢献。
   また、独自技術で自然界では困難な発芽と増殖に成功。
   花を使った商品開発など地域活性化に取り組む点も評価された。
 
    30年近くアツモリソウを研究し、発芽に適した培地と培養液を開発し、特許も取得している。
   アツモリソウは、自然界での発芽率が10万分の1以下と低いことなどから個体数を減らしているが
   困難とされている苗生産に成功し、増殖や油性株の移植など「育てる保護」を掲げる。
 
 
 令和4年5月9日 授与式(右が小山田さん)  於ホテルメトロポリタン仙台3F「曙西の間」
 
     花の価値を高めるため、活用にも力を注ぐ。
    20年には花巻市の高鉱菓子店舗と協力してアツモリソウから培養した花酵母を使ったパンを開発
    希少な植物を使用し地域ブランドを育て、理解促進の機会にもつなげた。
 
 
   
 アツモリソウからの花酵母の培養に成功
日本初
商品開発された
花酵母バン
 
 
 ※岩手日日新聞社より記事、写真使用承諾書を頂きました。
 
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