イーハトーブ私記             吉見 正信

イーハトーブ私記(1)
武蔵野からイーハトーブへ
イーハトーブ私記(2)
「啄木新婚の家」の第一夜
イーハトーブ私記(3)
インスタント教師事始め
イーハトーブ私記(4)
本誌反響からの二件
イーハトーブ私記(5)
学校サロンの青春群像
イーハトーブ私記(6)
梁山泊を思わせる教員室
イーハトーブ私記(7)
"文学散歩″事始め
イーハトーブ私記(8)
盛岡耽美派の誕生

イーハトーブ私記(9)
武田彩吉先生との出会い
イーハトーブ私記(10)
彩月洞のことごと

イーハトーブとは
■かつて、詩人の宮沢賢治が自身の育った自然環境や人々に対する思いをこめて「イーハトーブ」と名づけました。

■イーハトーブの語源はエスペランド語では岩手の意味の他に「理想郷」の意味があると
いわれております。

■イーハトーブとは、宮沢賢治の故郷岩手県をを元にした、理想郷です。目の前に広がる美しき故郷の風景と、心の中にある風景が融合
  された理想郷、それがイーハトーブです。


■彼は多くの童話や詩を残しましたが、それら全てを心象スケッチと表現していました。
  現実と空想の融合が広がる世界を彼は言葉と言う形でスケッチしたと言う訳です。
  現実だけでも空想だけでもない。彼独自の世界観、それがイーハトーブです。


■賢治が「イーハトーブ」と名づけて60年?以上が経過した今も、私たちが暮らすこの土地は豊かな自然が残されております。

■ポーランド人のザメンホフという人が、エスペラントという世界共通語を考えたのですが、宮沢賢治の故郷の岩手県をエスペラント語で
  発音すると、イーハトーヴになります。

「イーハトーブ私記」は盛岡のタウン誌に掲載されたものです。
吉見 正信先生の了解を得て転載しました。
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