開   会   式
上記字形は記念タオルからコピーしたもの
昭和30年8月10日

 全国1.721校より勝ち抜いた23校の晴れの甲子園での入場の始まりである。

甲子園の空は少し曇っていたが午前10時若草を踏みしめ若人の群像が堂々入場してくる。
優勝旗を持った前年度優勝校中京商校を先頭に2番目に今日の大敵神奈川代表法政二校が         続いてくる。
関西吹奏楽連盟の吹奏楽に合わせて、新宮校に続いて17番目にわれらの岩手高校ナイン16名が       入場してきた。
このとき内野三塁スタンドに陣取った郷土岩手からわざわざ応援にはせ参じた母校応援団や
関西在住県人200名が「岩手ガンバレ」の声援と拍手を送った。

このなか田中主将が奥羽大会優勝旗を固く握りしめ続いて村川、小泉、田口各選手が三列に並んで進む。
だれもがこの感激にほほを固くこわばらせ、スパイクで一歩一歩固く白線まばゆいダイヤモンドを踏みしめる
8万の大観衆の激励に包まれて岩手高校堂々の入場ぶりだ。
大会宣言、開会あいさつの間中 岩高ナインはきょうの試合法政二校戦に必勝の気はくをみなぎらせていた。

国旗掲揚、中京商川島主格から優勝旗の返還、法政二校吉沢主将の宣誓があり、             年前11時17分から静岡高−城東高の1戦の戦いを皮切りに8日間の熱戦の火ぶたを切った。







































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