甲子園での初練習

昭和30年8月7日
       初めて甲子園の土を踏み、午前11時30分より甲子園でのはじめての練習をした。
       夢に描き、うわさに聞いていた甲子園だったが、高さ80尺、銀色の大屋根、7万人収容の
       大スタンドを目のあたりにしてまずどぎもを抜かれたらしく、選手は驚嘆の視線を
       あちこちに走らされた。

       郷里の先輩阪神タイガースの白坂選手(福岡中出身)が練習にひょっこり姿を見せ
       「体に気をつけろよ」とあれこれ気を配り甲子園のグラウンドのクセなど有益な話を
       聞かせてくれました。
    8月8日
       8日の朝9から甲子園で軽いトレーニング
       初戦の相手は法政二校と発表になる。
       法政二校とは妙な因縁があり 6日つばめで下阪した時同じ列車に同乗していた
       初めての練習日七日には11時30分からの練習の前、11時から練習していたのが法政二校。

















































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