リポート1号は、南イタリアの「サッシ」について報告します。
南イタリアに「サッシ」と呼ばれる洞窟住居で有名な
マテーラという町があります
深く切り込んだ谷の斜面に古代人が穴を掘って住んだのが
この町の始まりと言われています。
幾重にも重なり合って住宅がひしめき、一見無秩序とも思える住居
もそれぞれ工夫がなされ、階段や曲がりくねった道は家の屋根を
通っております。
貯水槽の周りには小さなコミュニティーの広場などもあり、
実に機能的 に出来ています。
「サッシ」
 一時イタリア政府がこの住居を「国家的汚点」とみなし新たに住宅を建設して住人に転居を勧めたため廃墟と化してしました。
 しかし最近になって夏涼しく冬暖かいこの「サッシ」が見直され、修復をしてプチホテルや別荘などに生まれ変わり、
 町に活気が戻ってきました。
 近年、地球の温暖化が問題になっておりますが、原始的住居が意外にも時代の最先端を行く究極のエコロジー住居ということに
 なるかも知れませ。