The history of the ice skating   アイススケートの歴史 NO 4
 戦時下のスケート(昭和16年〜終戦まで)

戦争の進展に伴い,外国名の使用禁止となり

 水球(アイスホッケー)
 速滑(スピード)

 型滑(フィギュア)  と呼称
                       前衛(F,W)
                     後衛(D,F)
                     門衛(G,K)

 とすべて外来語駆逐が必勝こつながるものとされたのが16年であった。
17年大東亜戦こ突入するやフィギュアのごとき華麗なものは亡国的に扱われ,ついに18年には競技種目から除かれることになった。
代わって戦意を興揚するようぅなものが取り入れられ,スピード競技の中には氷面の悪いところを背嚢(のう)と銃を持ちレースをする耐久滑走などが全国大会で行なわれた。
 また,県内では氷上剣道が行なわれ,スケートをはいて剣道をすることが盛んに亀が池で公開されたが,剣道の達人よりもスケートの上手な者が勝つということで,スケートの選手が流飲を下げる機会となり,時の流れとはいえ随分と変われば変わるものである。

 昭和19,20年は一億玉砕の戦時体制で一切のスポーツは禁止されてしまった。