第64回岩手日報文化賞・体育賞の贈呈式

   期 日 平成23年11月3日
   場 所 岩手日報社5階ホール

        文化賞 2団体、4個人  学芸部門奨励賞 1団体
        体育賞 1団体、1個人  特別賞 1個人

      学芸部門奨励賞
                 岩手中・高校囲碁将棋部
                  全国高総文祭将棋部門男子団体優勝
                  (全国高校将棋選手権大会)
                  中川滉生、桜井飛嘉、小野内一八選手

 8月4、5日の両日、福島県郡山で開催された
 第35回全国高校総合文化祭将棋部門男子団体で優勝。
 2年連続決勝で涙をのんだ岩手高囲碁将棋部は3年ぶり
 2度目の頂点に立った。
 今年は1,2年生の若いチームで出場。
 先鋒小野内一八(2年生)、副賞櫻井飛嘉(1年生)、
 大将中川滉生(2年生)の3人の試合が同時に始まる
  団体戦 左から 中川滉生(こうせい)、櫻井飛嘉(あすか)
小野内一八(おのうちかずや)
 <拡大写真>
  3人とも゜県外出身者で、岩手高校の強力で手厚い指導方法、体制に引かれて囲碁将棋部に入部し、
  将棋力を伸ばしてきた。
  相手の動きをしっかり読み、焦らず落ち着くことを心がけて大会に臨んだ。
  4日の予選は4戦全勝で、危なげなく通過。
  ( 予選1〜4回戦は、松山東高校(愛媛)、真和高校(熊本)、京都(みやこ)高校(福岡)、星光学院高校(大阪)を下して突破。)
 
  5日の決勝トーナメント1回戦は高田高校(三重)、2回戦は山形東高校(山形)に勝ち4強入り。
 準決勝で愛工大名電高(愛知)に3戦全勝。
 各自30分の持ち時間を使いきり、緊迫した局面が続いた。
 特に中川選手は256手もの持久戦を耐え抜き、プロ棋士もうなる粘りの白星だった。

 決勝は宮城の名門、実力校の仙台二高校と対戦。
 速攻で小野内選手が1勝し、中川選手は惜しくも敗退したが、
 初の全国出場の櫻井選手が皆の信頼に応えて勝利、2勝1敗で優勝し全国47校の頂点に立った。

(岩手日報、広報もりおかより一部引用、写真提供(広報もりおか))

優勝した岩手高校チーム 優 勝 賞 状 部員65名をバックに
(写真2枚とも同窓会総会時のも)
<拡大写真>

   
   
自信と誇り胸に

           細川正士 日本将棋連盟岩手県支部連合会会長
細川会長
   岩手高校は並みいる高校を相手に栄冠を勝ち取った。
   大将中川君は、偉大な兄慧梧君の弟として各校の注目を集めたが、プレッシャーをはねのけ勝利した。
   先鋒の小野内君は福島県相馬市の出身。大震災の逆境を乗り越えての勝利は古里に大きな感動を与えた
   副将櫻井は棋力を存分に発揮し、優勝の立役者となった。
   

   受賞の喜びを生涯忘れず、自信と誇りを持って人生に生かしてほしい。


コメントは岩手日報記事より引用(細川会長から掲載許可をいただきました)