8月に宮崎県日南市で行われた第34回全国高給文祭将棋部門
 (全国高校将棋選手権)男子個人戦で初優勝した。
  この結果、1年生で副将を務めた2008年の第32回大会団戦優勝
 (岩手中・高校囲碁将棋部として第61回岩手日報文化賞学芸部門奨励賞受賞)
  翌09年の高校竜王、全国高校新人大会と合わせ史上初の高校全4冠の
  偉業を成し遂げた。
    このうち高校竜王は本年8月の第23回大会で大会史上2人目とな
  る2連覇を達成。
  さらに同月は第6回高校生王将戦も制しておりとれを含めると
  5冠達成となる。
  全国高総文祭決勝で中川選手は、長野・さくら国際高の太田啓介選手と
  対戦し、居飛車穴熊から得意の展開に持ち込んで完勝。
  1年の全国高校新人大会準決勝で敗れた雪辱を果たした。

    高校棋戦だけでなく、08年に一般も含む第25期アマ玉将を史最年少で制し、
    09年3月にはキリンビバレッジカップ学生将棋選手権個人戦で優勝。
    本年9月の第64回全日本アマ名人戦でも3位入賞するなど、今や全国から注目される
     アマ棋界のエースに成長した。

    ※ 岩手日報文化賞・体育賞は1948年に制定。
       社会、学芸文化、産業経済、体育の各分野で顕著な功績や成績を挙げた個人または団体を顕彰するものである。

       贈呈式は11月3日岩手日報社5階ホールで行はれます。